ここまで3つショートコラムを経てゆきこの説を読んでくれたみなさま、ありがとう。
さて、前回の記事で「もしゆきこの中にダークマターだけでなくダークエネルギーがあるとしたら、それってワクワク・好奇心・興味・関心の力がそれに該当するのでは」ということを書きました。
今回は、ダークマターとダークエネルギーの性質を、もう少し広ーく考察したゆきこの説の続きにお付き合いください。
ダークマターの性質に「引力」、ダークエネルギーの性質に「斥力」がある。
引き止める力と、広がる力。つなぐ力と、離す力。引きつけ合う力と、反発し合う力。どちらにも恐ろしいほどの強大な力があります。そんな相反する2つの力が作用し合いながら共存する宇宙。
ふと、ダークマターを「死」として例えると?という考えが浮かびました。さあこれこそブットビに聞こえるかもしれませんが、なにを言い出すゆきこ、ええ、すいません、もう少し聞いててください。
私の中にある強い不安感、恐怖などには、役割があります。これはカウンセラーと話していて分かったことです。何か行動を起こすときに、不安感や恐怖感があると「ちょっと待った」という作用が発動します。これが強すぎると何もできなくなったり、何やっててもうまくいかない気がして苦しいのですが、役割としてはそういうものがある、と。(空虚感にもまた役割がありき)
しかし述べたようにこれ、底なしに強いと色んな感覚を派生して発動させます。そして、究極的にそれを派生させていくと、近づいていくのは「死」に限りなく近いところ。死にたい。いなくなりたい。消えたい。やめたい。痩せたい。責めたい。虐めたい。傷つけたい。そういった衝動は、私を死に「つなぎとめる」ような衝動に感じたのです。自傷したり、自殺しようとしたり、過食して吐いたり、そういうことをするとしばしば自分の中で何かが「死に近い」というような、うまく表せない感覚を覚えます。そこに自ら近づきたくて近づくこともあれば、離れたくても離れられないこともまたあります。
そしてダークエネルギー。ダークマター同様「そこにあるのに!」な性質。
もしダークマターが死ならば、ダークエネルギーは生きる力?いえ、これを「人生」と例えたのは、ダークエネルギーの正体を説いた一説、「ダークエネルギーは空間そのものの中にあるんじゃないか」というものがきっかけでした。
まだ理論でしかないものでここまで飛躍するのは確かにファンタジーですが、そもそもこの一連のゆきこ説はあくまで空想の延長戦にあるのでそこはどうかつっこまず温かく見届けてください。
え、チョットマッテどういうこと?ダークエネルギーは空間そのもの?
これには諸説あり、そして私の知識はまだNewtonでちょっと知った程度のものなので詳しくは是非自分で調べてみてください。
でも簡単に簡単に、説明してみます。
ダークエネルギーはダークマター同様「見えない」「観測できない」もので、その正体をまだ誰も確かめることができていません。しかし宇宙がどんどんみるみる膨張していっているのが本当に本当なら、ダークエネルギーはそこにあるはず・・・。広がっている宇宙空間を広げているそいつは、一体どこにいる!?という疑問を、「それ、もしかして空間そのものがダークエネルギーなんじゃないの」というのが空間説。それ以外にもいくつか説があります。どれも唸るような理論!頭のいい人たちが頭を捻っては唸るのが目に浮かんだゆきこです。
さてその空間説。「空間そのものがダークエネルギーの性質を持っているのではないか」。
これがヒラメキになって、さっきの考えにつながりました。
もしダークマターが「死」とかそれに近いものならば、ダークエネルギーは「人生」——その心は?
心の世界で言うダークエネルギーの性質がワクワク、言葉をかえると「生きる力」「生きようとする力」なら、それが存在するのは物理で言う「空間そのもの」つまり、「人生そのもの」にあるのではないか。理論から派生した理論です。
だいぶぶっ飛んだと思うので、「は?」とか「へ?」とか思った方はきわめて自然だと思います笑。
でもそんなことを、診察の待合室でNewtonを手に、ひらめいていたゆきこだったのです。
次回でもう少しまとめて、終わりたいと思います。
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