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Introducing DBT

​DBTってなんだ?

いま、なにが起こっているか分からない

「なにが起きている?」「なんでこうなった?」「どうして?」や、「どうしても!」がおそってくる。聞かれてもあんまりうまく言えない。

​つらい、どうしたらいいか分からない
​感情がうまくコントロールできない
人とうまくやっていけない

「避難する」「対処をする」「耐える」とか、「自分を助ける、守る、おちつける」がうまくできない。つらい状態を「受け入れる」のはむずかしい。

「なにを感じているって?うーん・・・」「なんで感情がつよく出ちゃうんだろう?」「なんだかすごく傷ついてしまう」「気持ちが自然におさまらない、ずっと強い」「問題があってもうまく考えられない」などがあって困っている。

​「おねがいする」「断る」「安心して人とすごす」がうまくできなかったり、どんな風にふるまったらいいか分からなくなったりする。

​DBTでなにをやるの?

DBTは、上のような「むずかしさ」を、治療者に助けてもらいながら「知っていく」「練習する」ちりょうほうです。最初は少しむずかしいかもしれないけれど、「お役だち道具」をふやしていく感じ。

BASIC DBT SKILLS

​弁証法的行動療法(DBT)のきほん

DBT(弁証法的行動療法)は、もともと「境界性パーソナリティー障害」という病気の治療のために考えつくられたものです。

 

感じる力が強くなり過ぎて、心が地震のように揺れてしまう。自分や誰かを傷つけてしまうような行動を、どうしようもなく繰り返してしまう。恐怖・空虚・不安・怒り・嫌悪など感情が強く長く心にあって苦しい。ありとあらゆる衝動が、津波のように襲ってくる。誰かとの関係で、感情・考え・衝動が自分を飲み込み、ふるまいかたがぐちゃぐちゃになってしまう。たびたび死にたい気持ちに襲われる。

境界性パーソナリティー障害は、これらのいくつかあるいは多くを心に抱え、時にこれら以外のこともくっついてやってきて、とても生活がしづらくなる病気です。この、DBTを始めた「マーシャ・リネハン」は自身も境界性パーソナリティー障害だったのですが、それまでお薬や診察・カウンセリングなどがスタンダードだった中「境界性パーソナリティー障害に特化」した治療法を研究した人です。

​今日では境界性パーソナリティー障害に限らず、摂食障害、PTSD(外傷後ストレス障害)など色々な病気の治療にも使われています。

​日本ではまだあまりメジャーではありませんが、境界性パーソナリティー障害をはじめ様々な心の病気で苦しんでいる人口があるのは事実です。

​治療法や、治療者には「合う」「合わない」がもちろんありますが、へーDBTっていうのもあるんだー、と知っていただけたらなーと思います。

Interpersonal

Effectiveness Skills

Emotion

Regulation Skills

困るくらい
たいへんな感情​を
調節するスキル
人とうまく
いい状態で
​やっていくスキル

Mindfulness Skill

​マインドフルネス スキル

Distress

Tolerance Skills

耐えられないくらいつらいとき
​のスキル

MINDFULNESS

​マインドフルネス

NOW / HERE

​いま、ここで

いま、自分には何が起こっているだろう?

 

起こっていること」に注意を向けて

気がつく💡

頭にはどんな考えが浮かんでいて

心にはどんな気持ちがわきあがってきて

からだはどんな感じだろうか

BODY

​からだ​

からだに起こっていること

からだで感じること

からだにあらわれている反応

あついか、寒いか、温かいか、冷たいか、心臓の動き、呼吸の速さ、どこかに痛みがあるか...など

THOUGHTS

​かんがえ

あたまの中で起こっていること

どんな考えが浮かんでくるだろう?

​いま、何を考えていただろう?

FEELINGS

​きもち

今、自分の心に起こっていること

わき上がってくる「気持ち」

感じる「感情」の名前はなんだろう?

+surroundings

​まわり

自分のまわりで起こっていること

自分がしていたこと

聞こえてくる音、声、香り(におい)、肌に触れているもの...

いま、自分はどこにいて

誰といっしょにいて

どんな場所か

どんなことをやっているか

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