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執筆者の写真Yukiko Yoshida

ダークマターとダークエネルギーが心にあったら②



ぶっ飛んでてクレージーかもしれないゆきこ説、「私の中にダークマターがあるかもしれない」の続きです。(→①はこちら)

実は1月、私にPTSD(何か極めて強いストレスになるような出来事が原因で心にダメージが残ってしまい、さまざまな障害が起こるもののこと)の大復活事件がありました。もともとトラウマ体験、トラウマ反応は時々あったのですが、今回のはとってもひどかった。「回避せよ!」の指令が究極になり、首を吊ってしまったり、「なにが起きてる!?もうだめだ!」の反動で彫刻刀で腕を削ろうとしたり、とてもつらかったです。そんな扁桃体のハイジャックで毎日が苦しい地獄になってしまっていたときふと気がついた、この考え。

私のすべてに、「回避せよ」の情動指令を常にだしてくる、何かがある。

ある日、この敏感脳で友人のお家に遊びにいったことがありました。高校生の頃からお世話になっており、病気になってからもずっとお世話になっている、大切な存在です。しかし、この日、友人宅から帰宅後、摩訶不思議な現象が起きました。大・パニック発作。涙と過呼吸と、胸の狭窄感。肺がしぼりとられて涙が爆弾になって目から出てくるような、発作反応。

その夜、大量のフラッシュバック(今までに起きたつらい体験や強烈な記憶が、意思と関係なく頭の中に思い出されてしまうこと)で寝れないことに気づいて、ノートに頭の中を書き出すことにしました。するといくつか発見がありました。

PTSDの不思議なところで、少なくとも私の場合ですが、「一個のトラウマパッケージ」で済まずに「あのー、こちらのパッケージもあるんです」と突然配達人(フラッシュバック)がくることがあります。(→「トラウマまるごとパッケージ」シリーズはこちらから)

この夜は、「幼少期のトラウマ」が一部ですがドッと襲ってきたようでした。事実か否かは分かりませんが、恐らく、1月に起きたトラウマのカムバックで脳が敏感になっていたからなのか、前だったら感じ取らなかった情動を脳がマイクで受け取ってスピーカーでmagnify(拡大)しちゃったのかな、なんて感じがしました。(1月のトラウマ事件はまた幼少期云云とは全然別のものです)

中心核に「NOT OK(大丈夫じゃない)」があり、そこから2つ枝が伸び、片方が「恐怖」もう一方が「空虚」、そしてNOT OKの下に何が大丈夫じゃなかったのかがぶらさがりました。

友人は、なんにも悪いことをしていません。この一連の現象の中に、苦しみはあれど、「悪い」は何もなかったのです。

ただ、「大好きだよ」という気持ちを目撃したとき、たまたま私の中で静かにトラウマ反応が起きていたようでした。

その恐怖と空虚にはそれぞれ反応があって、恐怖が「死のう」「回避せよ」「いけない!」などを起こす一方で空虚は「消えてなくなりたい」「意味分かんない」「得ろ、欲しろ」などの情動を起こしていました。二つがそれぞれ作用するので、ときには相互作用で膨らんだり、はたまた矛盾し合って混乱したりしていました。

この夜思いついたのが、ダークマターの要素の2つ、「重力」と「見えない」が、私の心で言うと「空虚」と「恐怖」なんじゃないか、ということです。

ずっしりと重い、空虚感。空虚感から派生する「虚無、絶望、嫌気、憎しみ、怒り、悲しみ、拒絶」。これが、すごく引力が強い。その絶大な引力には実体がなく、手応えがない。

そして、ぐわっと強いのに正体が見えない、恐怖感。脳にエラーを起こしたり、物事を不可視化したり、なにがなんだか分からなくする。埋めたり、盲目にしたり、恐怖のその力はまた強い。インビジブル(目に見えない)で、アンレコグナイザブル(認識不能)。

どっちが引力(重力)でどっちが認識不能作用なのかはされど、そんなことを考えた夜だったのでした。


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