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執筆者の写真Yukiko Yoshida

ガール・ビーイング・アンビシャス



ブログを始めてから一年少しが経ちました。記事のアップは相変わらず不定期で、途中でいっかいURLも(知らないうちに)変わってしまって「アクセスできない」の声が起こるなどの不具合もありました。私の入院もありました。

色々でこぼこではありますが、そんなブログに今回書いてみようと思ったのが「少年よ大志を抱け」のあれ。

アンビション。大志です。

(「こころざし」や「夢」に近い意味の言葉)

ブログはどこへ向かう?

始めは「いつか本だしたいな」の第一歩として始まったブログですが、実は今新しいサイトを建設中です。

もともと私には「これ仕事にしたいなー!」という夢があって、途中からブログがそれのゼロ地点(ground zero)になったらいいな、とも思うようになりました。

でも自分の能力に自信もないし、夢までどうやって到達するのか皆目見当もつかないし、高校だってまだ卒業していないし、病気だってまだまだ苦しいときいっぱいあるし、ムリだムリだー!夢は夢見て楽しんどこー!もー!恐いー!やめー!と、考えだしても苦しくなる。

何をどうしたらいいか分からない、色々こわい、不安、ということには今も変わりありません。

「やるからにはちゃんとやろう」「うまくやろう」「期待の一歩先を行こう」と思うクセもあります。しばしばそれは空回りして私の首を絞めます。

そんなままで始めたこのブログも、書かねば!にならないよう、ブログのタイトルを「書きたくなったら書くブログ」にしました。

始めての記事「>>紙媒体からの垣根をまたいで」では、うまく書くことをきっと意識しちゃうけど、うまくできなくてもいい、とか、途中で突然やめるかも、とか書きました。

それを一年ちょっと続けて、こんなもんかいな!という見方もありますが、私としては自分よく頑張ったな、という見方もしてあげたい。

病気のことを、どんな人が読んでも分かりやすいように伝えたい、と思って書くのはとても難しいし、時には書いていて思い出して苦しくなることもありました。

シリーズでまだ途中のもありますが、そういうものは「やっぱ今は書くの苦しい」と思って休憩しているものだったりします...。

それでも伝えたい。分かってもらえなくても、難しくても、興味なくてもいいから、読んで一つでも知ってもらえたら十分にありがたい。

私のケースなんて何百何千何億あるケースのひとつに過ぎないけれど、それでもひとつの「声」になりたいと思っている次第です。

Bridge Project

そして、「分かり、分かられたい—助け、助けられたい人たちの架け橋になりたいというプロジェクト」を「ブリッジプロジェクト」と名付けて、自分の胸の内から明るみに出しました。

今はまだ、多細胞生物でいったら「生命の誕生の初期」の頃です。これから細胞分裂して少しずつ組織がつくられて、組織が器官をつくって、何かしらの生き物になる的な。まだ胚だから、見た感じまだ何がどうなるかさっぱり分からない。それぞれの過程にどれくらいの期間を要する生命体なのかも、分からない。

生物の比喩はおいときまして、

そんなブリッジプロジェクト、今はまだ殆ど形がない抽象的準備の段階です。けれど、必要なことには時間をかけたいと思います。

起業

そう、いつかブリッジプロジェクトを事業として始めるとしても、私には例えば「何を勉強しといたら良いんだろう」「大学行ったら、経営か、心の病気か、どっち学んだら良いんだろう」とか、色々パニックがあるわけです。人の上に立つ、ということへのちょっとしたトラウマもあります。できればリーダーというものになりたくない。

前にThe Cityのコラムシリーズで紹介した「パーソン・オブ・インタレスト」というドラマには、面白いチームが出てきます。主人公ハロルドは、頭脳。ジョンは現場スキル。地元警察にも2人、協力者がいて、そして何よりハロルドの発明した「マシン」というものがある。それぞれがうまくチームとして働いて、ニューヨークで発生するあらゆる危険を未然に防ぎます。たった数人のチームです。けれど組織としての能力がすごい。誰がより優れているからどう、とかもない。


そんなところにビジネスの手本を見出しためでたい私ですが、つまりブリッジプロジェクトにも「こうあるべき」「かくあるべき」はなくていい、「こうじゃなきゃこうできない」って思わなくてもいいのかな、と考えたわけです。

人数いないし

お金ないし

経験ないし

知識ないし

具体化されてないし

たしかに道のりはまーだまーだかもしれません。

でも、ハロルドも最初はひとりぼっちで始めました。最初は失敗だらけでした。ひとりだと、できることも限られていました。でもできることを懸命にやっていきました。それはひとりじゃなくなってからもです。

天才医師ハウスだって、チームや親友がいてこその天才です。

コメディードラマの「シリコンバレー」では、主人公が起業したら周りのルームメイトが段々チームメイトになります。

すごいことを成し遂げた人たちを見てみると、実はその人がチームに囲まれていることがあります。ハロルドも、ハウスも、シャーロックも、マザーテレサも、ジョブスも。それが家族なのか、友達なのか、隣の家の人なのか、同業者なのか、雇った人なのかはさておいて。そして彼らも、いつもずっとうまくいっていたわけでも、常にすごかったわけでも、ないことがあります。

何か大志があるときに、「それを大々的に叶える」か「諦める」かの2択両極しかないわけじゃない。そんなこと、自分では非常に思いづらいゆきこですが(そうなんかい)、それを念頭に今は、今できることだけ、ゆっくりやっていきたい。

このブログだって、これからも書きたくなったときに書いていきたいし、新設中のサイトだって、つくりたいときにつくっていけばいいし、今頑張っていることひとつひとつだって、やめたくなったら、やめてもいい。社会的にはそんな生き方非常識だけど、私にはできる生き方とできない生き方があるようで、できない生き方をやるとすごく大変なことになってしまう、苦しい、やばいことになる、爆弾があります。

こんな生き方でいいんだー

という生き方でもいいから、自分で許して、その生き方をさせてあげたい。

そんな、ビッグだけどスモールな私のアンビションを、今回は書いてみました。いつも読んでくれてありがとう!


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